plt.hist
は、Matplotlibライブラリの一部であり、ヒストグラムを描画するために使用されます。ヒストグラムは、データの分布を視覚化するための有用な方法です。以下に、plt.hist
の基本的な使い方を説明します。
Matplotlibをインポート
import matplotlib.pyplot as plt
データを用意
ヒストグラムを描画するための数値のリストや配列を用意します。
data = [1, 3, 2, 4, 3, 5, 6, 8, 7, 9, 8, 10]
plt.hist
関数を使用してヒストグラムを描画します。
plt.hist(data)
これにより、デフォルトのヒストグラムが作成されます。X軸はデータの範囲を表し、Y軸はデータの出現頻度を表します。
ヒストグラムをカスタマイズするために、さまざまなオプションを使用することもできます。
bins
:ヒストグラムのビン(棒)の数を指定します。デフォルトでは、自動的に適切な数のビンが選択されます。
plt.hist(data, bins=5) # 5つのビンを使用してヒストグラムを描画
range
:表示するデータの範囲を指定します。
plt.hist(data, range=(0, 10)) # 0から10の範囲のデータのみを表示する
color
:ヒストグラムの色を指定します。
plt.hist(data, color='green') # 緑色のヒストグラムを描画
alpha
:ヒストグラムの透明度を指定します(0から1の範囲)。1に近いほど不透明になります。
plt.hist(data, alpha=0.5) # 透明度0.5のヒストグラムを描画
label
:ヒストグラムにラベルを付けます。凡例を作成するために使用されます。
plt.hist(data, label='Histogram') # ヒストグラムにラベルを付ける plt.legend() # 凡例を表示
これらはいくつかの基本的なオプションですが、他にもさまざまなオプションがあります。詳細については、Matplotlibの公式ドキュメントも合わせて参照してください。